このようなお悩みはありませんか?
- 上の前歯が、下の前歯よりも大きく前に出ている
- 唇を閉じるとき、上の前歯が邪魔をする感じがある
- 唇を閉じたときの、口元の膨らみが気になる
- 唇を閉じると、顎先にうめぼしのようなシワが寄る
- 麺類を食べるときなど、噛み切りにくさを感じる
日常生活の中でこのようなことが気になる、起きている場合には、出っ歯になっているかもしれません。
どこからが出っ歯?基準やセルフチェック方法
簡単にできるセルフチェックをご紹介します。
「い」の口をして前歯が見えるようにして、横から口元を観察します。洗面台の鏡と手鏡を使ったり、スマートフォンの撮影機能を使うなどして、横から前歯を見てください。
- 上の前歯が前方に傾き、下の前歯とのあいだが5ミリ以上あいている
- 前歯は真っ直ぐ生えているけれど、上顎の位置が前方にあることで、上の前歯と下の前歯のあいだが5ミリ以上あいている
このうちのどちらかに該当する場合には、出っ歯と言えます。
横顔が気になる…それって「口ゴボ」かも?
唇を閉じた状態で口元に膨らみがあることを、「口ゴボ」と言います。顔を横から見たとき、鼻と顎先を結んだラインから、口元が外に向かって突き出ている場合には、口ゴボと言えるでしょう。
口ゴボの原因は「出っ歯」や「受け口」
口ゴボでは、横顔の美しさの基準の1つである「Eライン」にはなりません。そのため、その見た目を気にされる方が少なくありません。
ただそれよりも重要なのが、その口ゴボが出っ歯や受け口を原因としていることがある点です。歯並びの乱れは、虫歯や歯周病のリスクを高め、歯の寿命を短くしてしまう可能性があります。
出っ歯になってしまう原因は?遺伝が関係する?
遺伝
上顎が大きい、あるいは下顎が小さいといった骨格の特徴は、親から子へと遺伝します。
出っ歯や受け口、その他の歯並びの乱れが引き起こされる要因になります。
口呼吸
口呼吸の癖がついていると、普段から口がポカンとあいている時間が長くなり、口まわりの筋肉が鍛えられません。これにより、出っ歯をはじめとする歯並びの乱れが引き起こされることがあります。
指しゃぶり、爪噛み
指しゃぶりや爪噛みは、一定の力を前歯にかけることとなり出っ歯や開咬などの歯並びの乱れの原因となります。
指しゃぶりは4歳頃までに、爪噛みはできるだけ早くやめさせるようにしましょう。
唇を嚙む癖
下唇を噛む癖は、下の前歯を内側へと傾斜させる原因となり、相対的に上の前歯が前方に位置することで、出っ歯となります。
舌癖(舌で前歯を押すなど)
口まわりの筋肉が発達していないと、舌を正しい位置でキープできず、舌で前歯を押す癖がつくことがあります。この癖が長期間抜けないと、出っ歯や受け口、開咬などの歯並びの乱れを引き起こすことがあります。
出っ歯を治すための方法・矯正歯科治療
マウスピース矯正(インビザライン)
透明で目立たないマウスピースを定期的に交換し、歯を動かす治療です。食事・歯磨きの際にはマウスピースを取り外すため、固定式であるワイヤー矯正のようなストレスもなく、快適性にも優れています。
当院では、マウスピース型の矯正装置の中でも世界トップシェアを誇るインビザラインを導入しています。
ワイヤー矯正
ブラケットとワイヤーを取り付けて歯を動かす治療です。もっとも歴史のある、基本的な矯正治療です。
ほぼすべての症例に対応できる適応の広さが最大の特徴です。ただし、目立ってしまう点、固定式であるためお手入れが大変な点など、デメリットも少なくありません。
マウスピース+ワイヤー矯正
ワイヤー矯正によって歯を大きく、または高い自由度で動かした後、マウスピース矯正で仕上げる方法です。ハイブリッド矯正と呼ばれます。
治療期間の短縮が期待できる点、マウスピース矯正単独では難しい症例に対応できる点が大きなメリットです。
できるだけマウスピース矯正で治したいけれど、より理想的な歯並びにするためなら一定期間のワイヤー矯正も我慢できるという方にもおすすめです。